2017.02.03セルフメディケーション税制
セルフメディケーション税制(医療費控除の特例)平成29年(2017年)1月1日以降にドラッグストアなどで「スイッチOTC医薬品」を購入すると、その購入費用の一部について節税ができる制度です。
この制度は、領収書(レシート)の保管が重要になるので、捨てないように気を
つけましょう。
セルフメディケーション(Self-Medication)とは、セルフ=「自分」で、メディケーション=「治すこと」を意味しているそうです。
※WHO(世界保健機構)では「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当すること」と定義されています
例えば、風邪をひいたときに「病院」へ行って医師の診断を受けてけ処方せんを書いてもらい、「薬局」で風邪薬を受け取って、それを飲んで治す人もいるでしょう。一方、自分で風邪だな~、と思って、「ドラッグストア」などで風邪薬を買って治す人もいるでしょう。
病院に行くとお医者さんや看護婦さんが診察や看護をしてくれる分「医療費」が発生しますよね
医療費が膨らんでいる世の中少しでも自分で治してもらう方が医療費の節約になるわけですね。
税制面からも節税でバックアップしましょうというのが「セルフメディケーション税制」です。
「スイッチOTC医薬品」ってなに?
医師の処方せんがなくても買うことが出来る医薬品を「OTC医薬品」とよんでいます。
医療品の中から副作用が少ないなどの利用によってOTC医薬品に転換したものを
「スイッチOTC医薬品」と呼ぶみたいです。
薬の箱にセルフメメディケーションとか控除対象などマーク書いてあるそうです。
(注・マークがついて無くても対象となるものもあるそうです。)
セルフメディケーション税制の注意点ですが、病院で処方される薬のほうが
そもそも保険適応で安くなる場合が多々あります。
したがってこの制度はもともとドラックストアーでよく薬を買う人が優遇される仕組みと
考えた方がいいのかもしれませんね。
・・・それだと医療費の抑制にはならないんですけどね。
またそもそもセルフメディケーション税制で目当てで高い医療品を
ドラッグストアで購入しても意味がありません。
必要な分を必要なだけ買って、その中で、節税出来ればいいですね。